皆さんが中古車を購入する際に注目する点は、中古車の価格でしょう。中古車のプライスは、フロントガラスの中にプライスカードなどで表示され、「69.8万円」などと大きな文字で分かりやすく展示してあることが多いでしょう。これは、消費税と車両価格です。中には車両本体のみの表示で展示しているお店もあります。

それのみで車が買えるわけではなく、諸経費が付きます。諸経費は、自賠責保険料を含める各種税金(法定料金)、登録にかかる費(印紙代等)手数料、修理費用(部品代+儲け)、その他にも、ワックス掛け(コーティング費用)、その他パーツ類(部品代+取り付け)などの費用が掛かります。自動車販売店にとって一般的な大衆車をお値打ちに探す人ほど儲けが薄いです。逆に特殊なカスタマイズが施された人気の車両を探すという、いわゆるクルマ好きの客が来れば、もっとも儲かるでしょう。

クルマ好きに限って、良いクルマを求めるために妥協しない点が多く、グレードや色、走行距離、パーツなどお気に入りの車両が出るまで待ち、多少の出費を惜しまず、新車よりは安く良いものが購入できたという観点でとらえるでしょう。新車には定価があります。定価は、コストから換算して企業が適正に儲けを出すため、設定されており、コストは総額の30%から50%と言われています。そのため中古で流通する場合、非常に低い価格で流通します。

そうでないと中古車販売という経営コストのかかる事業が成り立ちません。中古車展示量の多い業者は儲けがコストの倍以上は無いとやっていけません。地域で親の代から続く、堅実で小さな修理工場などで、探してもらうとお目当ての車が安く買えることがあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です